流山ラグビークラブ
- 7月23日
【スポーツを読む】第15回栗山英樹『栗山ノート』光文社(2019)
2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本を優勝に導いた栗山英樹が、自らの野球哲学を北海道日本ハムファイターズの監督時代に記したベストセラーである。戦術からリーダー論まで多岐にわたる内容を歴史上の偉人や経営者などの成功者の言葉と結び付けて論じている。著者...
流山ラグビークラブ
- 7月4日
【スポーツを読む】第14回 家本政明 「逆境を味方につける:日本一嫌われたサッカー審判が大切にしてきた15のこと」 平凡社(2023)
「うちの選手を退場させても問題ないよ」。当時京都パープルサンガを率いていた元日本代表監督のハンス・オフトから言われた言葉に著者の家本政明は面食らったという。 元サッカー審判員の家本はJリーグで主審として最多出場記録(引退時)を持っていた有名レフェリーである。その一方で「日本...
流山ラグビークラブ
- 6月19日
【ラグビーを読む】第13回土井崇司『もっとも新しいラグビーの教科書 今、鮮やかに最新理論として蘇る大西鐡之祐のDNA』ベースボールマガジン社(2015年)
ラグビーについて深く考えるきっかけとなり、読後にはプレーする面白さが大きく広がるだろう。本書は平易な文章と図で基本的なゲームの構造を解説し、試合でのプレーの組み立て方までを丁寧に説明している。 著者の土井崇司はラグビーが確率のスポーツであると強調する。平均的な試合の攻撃起点...