top of page

スポーツを読む
流山市に拠点を置く江戸川大学マス・コミュニケーション学科の学生が発信する情報ツール。 江戸川大学と流山グレイトホークスのコラボレーションによる『流山市とスポーツ』を盛り上げる企画。


【スポーツを読む】第27回 富永啓生、大柴壮平『楽しまないと もったいない』ダブドリ(2024年)
バスケットボールが好きだ。小学1年から高校3年までプレーし、現在も大学のバスケットボールサークルに所属している。そのうえ富永啓生に強い憧れを抱いている。同じポイントガード兼シューティングガードで、3ポイントシュートが得意な私が、超ロングシュートを意味するロゴスリーを代名詞にする富永を目指すのは必然だ。だから本書を手に取った。

江戸川大学マスコミ学科
10月20日読了時間: 2分


【スポーツを読む】第26回 栗山英樹『栗山ノート2 世界一への軌跡』光文社(2024年)
【スポーツを読む】第26回
栗山英樹『栗山ノート2 世界一への軌跡』光文社(2024年)
「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないときに」。これは2023年の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本を3大会ぶり3度目の優勝へと導いた栗山英樹監督の言葉である。
本書は栗山監督によるWBCの回想録である。代表監督就任前からつけていた野球ノートがその基になっており、野球のことだけではなく、先人が残した言葉や、中国の古典に至るまでが記されている。そこには普遍的な価値観があり、WBCを巡るリアルなエピソードもある。
大会を重ねるにつれ各国のメンバーに一流選手が並ぶようになり、日本もメジャーリーガーの招集が勝利のために必須条件となった。その中で栗山監督が目を付けたのがラーズ・ヌートバーである。アメリカ人の父と日本人の母を持ち、WBCの規定では日本代表として出場可能な選手だ。
ヌートバーに日本プロ野球でのプレー歴はなく、チームに馴染めるかを栗山監督は心配していたという。まずはヌートバーとオンライ

江戸川大学マスコミ学科
9月16日読了時間: 2分


【スポーツを読む】第25回 渡邊雄太『心 NBAで運命を切り拓いた本当に大切な想い』ミライカナイ(2025年)
「Never too high Never too low(決して高すぎず、決して低すぎず)」。これは米プロバスケットボールNBAで活躍した日本人選手、渡邊雄太がアメリカでの挑戦の中で大切にしてきた言葉である。

江戸川大学マスコミ学科
7月7日読了時間: 2分


「スポーツを読む」第24回 中村憲剛『ラストパス 引退を決断してからの5年間の記録』KADOKAWA(2021年) 竹田颯汰
川崎フロンターレの歴史と中村憲剛 川崎フロンターレ一筋18年の中村憲剛が、引退を決断してからの5年間を振り返っています。彼は35歳だった2016年に、40歳での引退を決意しました。個人のことも、チームのことも、赤裸々に書いています。特に印象的なのが、2017年と2020年です。 フロンターレは2016年まで準優勝を7回経験しましたが、優勝は0でした。タイトル獲得は悲願でした。そんな中で挑んだ2017年シーズンで、ついにJ1を制しました。中村は人一倍タイトル獲得を喜びました。試合が終了し、優勝が決まった瞬間、中村は膝から崩れ落ち、ピッチにうずくまって泣きました。この試合を観戦していた私も、中村の姿を見て涙が止まりませんでした。2017年は、優勝するまでにいくつもの苦悩がありました。チームとして調子が上がらなかった序盤戦や、またしても準優勝に終わったリーグカップ。喜びだけでなく、もどかしさや苦しみも書かれています。 中村憲剛の挑戦と復帰 2019年、中村は前十字靭帯損傷というサッカー選手にとって致命的ともいえる大けがに見舞われました。翌年引退しようと

江戸川大学マスコミ学科
2月21日読了時間: 3分


「スポーツを読む」第23回 小澤一郎『自主練もドリブル塾もないスペインで「上手い選手」が育つワケ』ぱる出版(2024年)
「スポーツを読む」第23回
小澤一郎『自主練もドリブル塾もないスペインで「上手い選手」が育つワケ』ぱる出版(2024年)

江戸川大学マスコミ学科
2025年11月18日読了時間: 2分


【スポーツを読む】第22回 荒磯寛『我が相撲道に一片の悔いなし 稀勢の里自伝』ベースボールマガジン社(2019年)
荒磯寛『我が相撲道に一片の悔いなし 稀勢の里自伝』ベースボールマガジン社(2019年)

江戸川大学マスコミ学科
2025年10月8日読了時間: 2分



江戸川大学マスコミ学科
2025年7月10日読了時間: 2分


【スポーツを読む】第20回 きまたりょう『世界一わかりやすい筋肉のつながり図鑑』KADOKAWA(2023年)
身体は非常に複雑につくられている。自分で動かしているのだが、専門的に学ばなければ動く仕組みは分からない。そんな身体を動かす筋肉の働きを説明しているのが、本書である。「つながり図鑑」というだけあり、立体的に筋肉の連動を説明している。全編にわたって本書を分かりやすくしているのは、トレーナーである著者「きまたりょう」によるイラストである。 著者はストレッチトレーナーとして働き始めたころ、効果が見られないクライアントをきっかけに「全身のバランスを総合的に見なくてはならない」と気付き「筋肉だけに限らず骨、腱、靭帯、内臓、神経、血管など様々なものを包み支えている結合組織」である筋膜を意識することになったという。それが本書を貫く「つながり」の説明を支えている。誰が読んでも理解できる分かりやすさは、専門家にとっては「この本を見せながらクライアントに説明しやすい」という実践の書でもある。 高校時代にサッカー部だった私は、半月板損傷のリハビリで膝周りの筋肉を重点的にトレーニングして筋肉に興味を持つようになった。そして興味を持ったことでかえって自分の知識のなさを

江戸川大学マスコミ学科
2025年3月4日読了時間: 2分


【スポーツを読む】第19回 吉井理人『聴く監督』KADOKAWA(2024年)
2023年、初めて監督という仕事に挑戦した吉井理人が、千葉ロッテマリーンズでの濃密な1年を振り返った著書。単なる野球の戦術や試合運びの解説に留まらず、野球という枠を超えて、チームや組織でのコミュニケーションの在り方に言及している。 本書の冒頭では、2023年春に開催されたWBCの舞台裏が描かれている。日本代表の投手コーチとして世界一を支えた著者が、大会を通して得た気づきはなかなか興味深い。 筑波大学大学院でコーチングを学んだ吉井は、普段から対話やコミュニケーションを重視している。その影響もあり、コーチ時代から選手の前で剥き出しの感情、特にネガティブな感情は表に出さないように一貫しているという。選手たちの本心を聞き出すには、感情は明らかに邪魔な存在だと考えている。 「他人に何かを理解してもらうには、まず『聴く』ことだ」。これは、第2章の最後の一文である。これが本書全体を貫くメッセージとなっており、続く第3章「聴く監督」では、具体的なエピソードを交えながら、どのようにして選手たちと信頼関係を築いてきたかが語られている。 例えば、選手が試合で

江戸川大学マスコミ学科
2025年2月7日読了時間: 2分


【スポーツを読む】第18回 二宮寿朗『ベイスターズ再建録 『継承と革新』その途上の10年』双葉社(2021年)
2011年までの10年間でセ・リーグ最下位が8度だった。その横浜ベイスターズをIT企業のDeNAが買収し、2012年から「横浜DeNAベイスターズ」として再建した記録である。発足当時の高田繁ゼネラルマネジャー(GM)や、初代監督の中畑清、現在の三浦大輔監督ら球団の中枢から、元選手で社員となった桑原義行(2025年シーズンから2軍監督)ら現場でイベント運営にかかわったメンバーまでを幅広く取材している。 話は戦力充実よりもむしろ集客から始まる。DeNAが買収した当時は、成績低迷が原因で、横浜スタジアムにファンが集まらず、いつでもチケットが取れるほどだった。スタジアムにファンを取り戻そうと考案されたイベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」や、2018年に球団70周年記念プロジェクトとして行われた「ハマスタレジェンドマッチ」などの裏話が興味深い。 桑原は2011年限りで引退して球団職員になる約束ができていたが、引退直後に球団が身売りされ、親会社がTBSからDeNAに代わった。「機構図に名前が載っていない」という状況から、働きを評価されて2

江戸川大学マスコミ学科
2025年1月18日読了時間: 2分


【スポーツを読む】第17回 達川光男『広島力』講談社(2019年)
広島カープのキャンプを見に訪れた宮崎県日南市で出会いがあった。立ち寄った場外舟券場でカープOBの達川光男さんと目が合ったのだ。小学3年から応援しているカープの名捕手で元監督が、私ににっこり微笑みかけてくれた。「サインよろしいですか」と声を掛けると、達川さんはサインを書きながら「ここでトークショーがあるからボートレースのことを知るために来たんじゃけど、全く分からん。教えてほしい」と頼んできた。 ボートレースは好きなので、達川さんに一から説明すると「めちゃくちゃ詳しいな」と言われた。「師匠」と呼ばれ、そのまま食事に誘われご馳走になった。2024年2月5日のことだ。結局3日連続で食事に連れていってもらった。 この出来事がきっかけで私は達川さんをもっと知りたくなり、本書を手に取った。春のセンバツ準優勝、夏の甲子園優勝を成し遂げた広島商高時代や、大学時代に受けた教え。プロ生活と、引退後の指導者生活までが細かに書かれている。 最も印象に残っているのが、カープのスカウトについて書かれた第5章である。一目見て良い選手だと分からなくても、我慢して見

江戸川大学マスコミ学科
2024年11月21日読了時間: 2分


【スポーツを読む】第16回川田将雅『頂への挑戦 負け続けた末につかんだ「勝者」の思考法』KADOKAWA(2023年)
「ジョッキーになるしかない。一番を目指すしかない」と15歳で覚悟を決めて競馬学校に入り、10日目で落馬して右足首を骨折した。それが日本を代表する騎手となった川田将雅の騎手人生のスタートだった。本書は2021年にラヴズオンリーユーに騎乗し、日本人として初めてアメリカ競馬の祭典ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフを制した川田の半生記である。 川田は曽祖父が騎手で、祖父、父がともに調教師という一族に生まれたが、家族からは一度も「ジョッキーになれ」と言われたことはなく、競馬学校入りは自分で決めた。だが入学直後の骨折で教官に「やめます」と伝えると、両親は許してくれなかったという。本人も止められることを半ば期待して、やめると言ったのかもしれない。 怪我をしている間に同期の中で圧倒的に馬乗りが上手く、いつも教官に褒められていた津村明秀の乗り方を参考にした。しかし背が高く手足の長さも川田とは違う津村と同じ乗り方をするというのは難しかった。そこで同期の乗り方を「自分流に再現する」ことを覚えた。その結果、怪我が治って迎えた実技試験で津村を抑えて1位を取った。

江戸川大学マスコミ学科
2024年10月23日読了時間: 3分


【スポーツを読む】第15回栗山英樹『栗山ノート』光文社(2019)
2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本を優勝に導いた栗山英樹が、自らの野球哲学を北海道日本ハムファイターズの監督時代に記したベストセラーである。戦術からリーダー論まで多岐にわたる内容を歴史上の偉人や経営者などの成功者の言葉と結び付けて論じている。著者が日々の考えを綴った野球ノートを基にした一冊である。野球はもちろん、組織マネジメントやリーダーシップについても多くを学ぶことができる。 栗山はヤクルトスワローズでプレーしたが、メニエール病という耳の病気により現役生活9年で引退した。ドラフト外で入団し、決して順風満帆な野球人生を歩んできたわけではなく、だからこそ監督としては、選手やコーチとのコミュニケーションを何より重視した。その姿勢が本書全体に表れている。 本書は儒学の礎である「四書五経」と呼ばれる中国の代表的な古典からの引用が多い。第3章「ためらわず」では、孟子が残した「一日之を暴(あたた)め、十日之を寒(ひや)さば、未だ能(よ)く生ずる者有らざるなり」という言葉を紹介している。努力をしても怠ることが多ければ身につかな

江戸川大学マスコミ学科
2024年7月23日読了時間: 2分


【スポーツを読む】第14回 家本政明 「逆境を味方につける:日本一嫌われたサッカー審判が大切にしてきた15のこと」 平凡社(2023)
「うちの選手を退場させても問題ないよ」。当時京都パープルサンガを率いていた元日本代表監督のハンス・オフトから言われた言葉に著者の家本政明は面食らったという。 元サッカー審判員の家本はJリーグで主審として最多出場記録(引退時)を持っていた有名レフェリーである。その一方で「日本一嫌われた審判」と言われたこともあった。判定の正確さだけを追求するあまり競技規則にとらわれ過ぎて柔軟さが足りなかったと振り返る。判定への批判報道やリーグからの処分など本書のエピソードからは、審判員という職業の重さが伝わってくる。著者がいかにして苦しみや困難から抜け出したのか、15の「信条」が紹介されている。 冒頭のオフトの言葉は信条6「建設的に疑い、楽観的に始める」に登場する。多くの人は失敗したらどうしよう、失敗をするならリスクは最小限にしたいなどと考えるのではないだろうか。誰だって失敗は避けたいと考えるものである。しかしここでは「『わざと失敗する』という大胆な発想と、あえて失敗をしてみて、その結果をポジティブに捉えることの大切さ」を学ぶことができる。 ...

江戸川大学マスコミ学科
2024年7月4日読了時間: 2分
bottom of page
